瀬戸内国際芸術祭2019 こえび隊活動レポート 大島編 ハンセン病を学ぶ


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瀬戸内国際芸術祭2019秋シーズン2日目です。

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今日は大島のクリスティアン・バスティアンスさんの映像作品「大切な貨物」の受付をしています。


大島は1909年に国の政策によりハンセン病療養所が開設された島です。

約2000人の方が隔離され、仮名を使って過ごし、帰郷叶わず亡くなったと言われています。


現代では薬で治るハンセン病ですが、昔は不治の伝染病として恐れられ、治療法が確立した後も差別を受けてきた歴史があります。


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今では約50名の方がこの島で療養をされています。ハンセン病は治療が遅れると視力に影響がでるため目の不自由な方のために、島には場所を知らせる盲導鈴(もうどうれい)や、道をわかりやすくする盲導線がひかれています。


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「大切な貨物」は、この島に住むハンセン病の療養者と島を訪れた俳優の交流を記録したドキュメンタリーと、隔離され人間性をもぎ取られた患者のSF的なフィクションが入り混じる映像作品です。


フィクションの部分では非人道的に化学実験を推し進められた恐怖を被験体の口から語られます。

その言い回しが、モノを扱うような表現を使うため行き過ぎたフィクションのようでいて、でも実際にこの島で起きていることと大差ないように思えてくる作品でした。


鑑賞された方の中には会場となっている学校(2018年より休校中)に興味をもってくださった方もいて、お話をする中で、幼い頃にここに連れてこられた方のことを思い、胸がぎゅーっとなりました。


大島の作品は、島の歴史や事実を知ってもらえるよう、また未来に向けて展望が持てるよう、持続性のある展示と、元気の出るようなパフォーマンスが考えられてきたそうです。

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大島にいる間、ここで過ごした方々を思う時間を過ごしました。

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