ワニくんの炎上に想う



「100日後に死ぬワニ」くんが、死んで、そして一夜にして大炎上して1ヵ月が経tちました。

3月の中旬は、ワニくんとマヤ暦終焉のことばかり考えていたのに、1ヵ月たった今、ほぼすっぽり忘れています。
世間の興味の移り変わりは早いというけど、自分でも次から次に別のことに興味が移っていることに少し寂しさを覚えます。

ワニくんは100日目をピークに世間の最大の関心を集め、一夜にして大炎上して世の中の流行から姿を消していきました。
炎上理由について、いろんな方が分析をされていて、どれも興味深く読みました。

私には、この炎上は、作者個人で描いていたように見えていた漫画の裏に、実は大手広告代理店の仕事が入っていたことに世間の嫌悪感を買ってしまったということが理由のように見えています。
グッズ展開の相性の悪さだとか、他にもあるんだろうけど一番大きな理由にあたるのは、誰もが知る広告代理店に踊らされた(実際には、動画制作のみだったようだが)気がしたことが嫌だったから。


自分に実害も、損も何も起きていないのに、「嫌だったから」
これだけで感覚で、瞬発的に、自分たちを躍らせた仕掛け人は誰なのかと想像(妄想?)し、事実確認もしないで多くの人が憤慨してしまいました。


騙された。と怒っていました。


でも私にはこの現象がどうしても腑に落ちなかったんです。



自然に流行ったように見えて、実は誰かの戦略がうまく作用した結果だったということは世の中にたくさんあります。
それが大企業のプロモーションの一環であったと最後まで気づかれずに、自分たちで選択した結果流行になったようにみえるよう、仕掛けられていることはきっと私たちの想像よりも多い。というか日常の大部分を、知らぬ間に踊らされているんでしょう。

そういうことにも、怒れるのだろうか…。


その仕掛けだって、100%あたるとは限りませんし。
個人も企業も勝負をかけて仕掛けてくるのは当然のことで、ワニくんのことだけに特別怒る理由がよくわからないんです。


少し話は変わりますが、昔バラエティ番組であるタレントが、大物タレントに叱られる姿を隠し撮りするという企画がありました。
私は、やらせっぽい、いかにも台本がありそうな企画だなと思ってみていたのですが、横で一緒にテレビをみていた友人は、テレビに映し出されるその世界観をかなり信じていて、驚いたことがあります。


作りものだよね、というお約束のもとに成り立つフィクションが、人によってはフィクションにみえないということが起きていたのです。
(そうはいっても、その企画がやらせであるという確証もないわけだけども)



これは誰かの仕掛けによるものなのか、そうじゃないのか、恐ろしく曖昧になっているこの世界で、ワニくんだけがあんなに大炎上したことは浮かばれないな。

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