NHKの #ひろしまタイムライン が壮絶すぎて目が離せない。



NHKの #ひろしまタイムライン が壮絶で目が離せません。

1945ひろしまタイムライン

太平洋戦争中にもしSNSがあったら、どんなことをつぶやいていただろう。
#ひろしまタイムライン は1945年、広島で書かれた3人の日記をもとに、現代の広島市民が考え日記の内容をツイートするというもの。
ツイートは、75年前の日記が書かれた日付にあわせて投稿されます。

これまでも戦時中の話を聴いたり読んだりすることはあったけれど、いっぺんに読む、聴くことが多いんです。
その時々で考えることはあっても、少し時間をおいてその見聞きしたことを意識的に切り離し日常に戻るということができました。

この #ひろしまタイムライン では、当時を生きた3人

シュンちゃん @nhk_1945shun
やすこさん @nhk_1945yasuko
一郎さん @nhk_1945ichiro

のアカウントをフォローしていると、毎日現在のツイートとともに3人のつぶやきが一緒に流れてくるんです。

いつまでも切り離せず、じわじわと日常に入り込んできます。

彼らのつぶやきが自分の生活世界と交じって、1945年と今が溶け合っているような、不思議な気分になります。
遠い時代のことというより、少し離れた場所にいる有名人のドキュメンタリーをリアルタイムでおいかけているような感じ。

あったことのない芸能人が実際に生きていると信じられるように、1945年の彼ら3人が、今存在していることを結構信じているかもしれません。


原爆が落ちた時。
落ちた日。
そのあと。

そこを生きた人たちが経験したものを、こんな風に毎日想像し続けられたことはなかったな。彼らが見たもの、経験したことがあまりにも壮絶で、ここ数日は特に投稿から目が離せない日々を送っています。


彼らのツイートをみていると、核兵器を使わない戦争だって認められないけれど、兵器の中でも特に核兵器の恐ろしさ、被害の甚大さ、被害の時間的な長さ、異常さを感じます。
太平洋戦争のことを想うと、これまではどうしても敵、味方という概念が頭をよぎっていたけれど、今回のツイートを見ている間はそんなこと思いもしませんでした。


こんなもの世界中のどこにだって落とさせちゃいけないよね。


世界の核兵器の数は、今、約1万3千4百だそうです。
たった1つだけで、これほど甚大で異常なことを起こす核兵器が、1万を超える数ほど存在するなんて。
これまでも知ってた事実を改めて突きつけられて、今更ながらクラクラしています。


人間は恐ろしい。


彼らのつぶやきに対して、未来を知っている私たちは、当時の彼らには絶対届かない声をリプライで届けようとします。

その報道はデタラメ
今、広島市内に入らないで
その水は飲んじゃダメ
とにかく家族といてあげて

届かないってわかっていても、言いたくなっちゃいますよね。
未来からの声に、耳を傾けられれていたら状況はもう少しましになったのだろうか。

多分、今の私たちも、いつか未来からたくさんのメッセージをもらうのだろうけど、やっぱり今には届かないし大事な未来からの忠告を感じながらも突き進んじゃうことがあるんだと思います。

取り返しが付かなくなる前に、今、その法案を止めてくれとか、境を尊重した生活に早急に、抜本的に切り替えてくれとか。

今かけなくてはいけないブレーキをかけずに、後悔するようなアクセルをガンガン踏んでいることもあるんだろうな。
なんの意味があるのかと思う人がいても止められなかった戦争の様に、悪い予感を感じながらも止められないでいることにも、改めて考えさせられます。
聞こえないふりをしている未来からの声も、一生懸命聞こうとすれば聞こえるかもしれません、ね?



この企画は、すご~く演劇的だなと思っています。

というのもこの企画でのツイートは3人の日記を、単純に現代の言葉に直しているだけではないんです。
学生シュンちゃんの場合は、広島の今の10代の方々が、やすこさん、一郎さんも広島ゆかりの市民の方々が、日記をもとに当時の心境を想像し、ツイートを創作をしているんです。

もととなった日記とツイートの間には、解釈と表現が挟まれていて、これがとても演劇的に感じます(演劇でなくとも他の表現でもよいのですが)。

NHKサイトに掲載されている舞台裏日記を読むと、ツイートをするために、プロジェクト参加者は日記で書かれている道を実際に歩いてみたり、関連する内容を調査したうえでツイートを創作しているそうです。
ただ、現代風の言葉に直して投稿するということもできただろうに。
日記の原文やツイート創作の舞台裏も掲載されているので、読み始めるとなかなかとまりません。
このプロジェクトを通して、群像劇をみているような気分。

もうしばらく、追いかけます。

1945ひろしまタイムライン

この記事へのコメント